近鉄週末フリーパスの旅も最終日を迎えた。
2日連続の伊勢志摩往復によって元値5,000円の価値はとうに回収しきり、あとは乗れば乗るだけ黒字が増え続けるボーナスタイムに突入した。
近鉄が誇るフラッグシップトレインの1つ「ひのとり」にまだ乗ったことが無かったので、これを体験することもまた、この3日間の旅程に仕込んだ大きな楽しみの1つだった。デッキのカフェコーナーで買い求めた挽きたてのコーヒーを自席ですすれば、この幸せな時間を享受することのできる環境にあることを自ずと感謝するに至る。
名古屋はあまり縁の無い土地で、駅舎の外に出てきちんと歩いたのは今回が初めてであり、そういう意味でも楽しみな最終日となった。現地では、愛知、いや日本が世界に誇る企業集団・トヨタグループの足跡をたどる文化的な日中を過ごした。
帰路は往年の名阪特急「アーバンライナー」を楽しみつつ、大和八木から乗り換えた近鉄京都線では、最後に“あの列車”を満喫することにした。
フリーパスを最後までしゃぶりつくすおじさんの様子をブロードキャストする。