私の本業ど真ん中である住宅設計「新築一戸建てvol.20(インテリア編)」のお話しです。
今回は全2でお届けする中の、2本目の動画となります。
【物件データ】
所在地:大阪府羽曳野市
敷地面積:50.64坪(167.43㎡)
延床面積:38.6坪(127.61㎡)
建ぺい率:50%
容積率:100%
今回の動画は、30代ご夫婦の快適なお家です。
最初から別部屋(寝室)を希望されたご夫婦でした。
双方のプライベートも大切にし、家族で過ごすKDLはコミュニケーション能力の高いものが良い。
私も賛成の暮らし(間取り)です。
これから始まるお子様のご計画を踏まえた、4LDK(吹き抜け有り)の素敵な住宅を描きました。
角地ならではの美しい外観づくりのために、2つの顔をデザインし、もちろん凹凸雁行をこれでもかと取り入れております。
スタイラスの美しい外観や空間がどのように出来上がってゆくのか?
そこで、建築現場を時系列で全公開してみようかと。
どのようにお家の建築が成されて、どうのように快適で美しい空間が生み出されるのか。
マニアックな動画かもしれませんが、私が考える「やってて当然」の施工風景や構造や基礎まで包み隠さずご紹介します。
沢山の家づくりに携わってきて、設計士には命がけの使命があると感じています。
一つはお家の中を快適で美しく。
もう一つは美しい風景の一部を外観・外構でつくることです。
外壁を雁行させ、植栽と照明によって奥行きと陰影を生み出します。
更地の状態から完成したお家をご覧ください。
美しい風景が誕生していませんか?
私には、私なりの住宅思想やポリシーがあります。
美しいデザインと、快適な間取りこそが長い幸せを生むと信じています。
貴方は、数値やスペックを30年、50年と愛し続けられますか?
どうぞ楽しんでご覧ください。
【新築住宅への想い、中古戸建て・マンションのリノベーションに関して】
私は新築戸建ての設計や建築を主としています。
理由は美しい街を創りたいたいから。
美しい街は資産価値と、それを守る住人の意識を生みます。
街や住人の意識や価値を一変させる思想で、メイクノスタルジーと命名しております。
日々楽しんで苦しんで命を削る思いで設計を繰り返し、
私の描いた設計図面があんなに大きくスケールアップしたお家に建ち上がる。
感動で心が震えます。
だからリフォームやリノベーションに興味があまりなかったんです。
ただ、知人や関係者からたっての要望があると見てみぬふりができず。
私が関わることで一人でも幸せな方が増えるのなら、という想いです。
マンションであれば一旦スケルトンにしてのフルリノベーションが、設計の醍醐味(暮らしの激変)を感じられます。
また、間取り制作や照明計画、外構工事、クロス選び、バックセット(カップボード)施工、玄関タイル等、部分的なリフォームもほぼ手掛けません。
リフォームでも、建築施工が絡む内容には設計が必要となります。
図面を起こしますと、コンセント・スイッチ・照明計画等の電気配線図の制作も重要なポイントとなります。
照明・電気計画に入りますと、「何を、どう照らすのか」といったインテリア計画(クロス、床材、天井材、家具、カーテン等)が本来必要となります。
図面を描いて、お客様が依頼されている工務店が着工しても「この図面通りには(技術力の差もしくは、やりたくないので)出来ません」というやり取りが始まってしまう。
そのような過去のほぼ全ての経験から、住宅の全ては連動した一気通貫の中で計画されるべき、という考えに至りました。
戸建てリノベーションを手掛けない理由として。
いわゆる「暮らしが変わらないリフォーム」しか出来ないことがほとんどだから。
抜けない構造材や、壁の中が想定外の造りになっているなど、インテリアファーストを駆使した間取りが描けず、表面上は綺麗にできるが暮らしは変わらない。
何より、元々の設計者の意図や意志が入ったお家(設計)にメスを入れるだけの修正作業は非常に苦しいですね。
手前勝手ではございますがご容赦いただけますと幸いです。
私はこの仕事に誇りをもっているので、昨今目にする機会が多い「志の無い」設計士に嘆いています。
しかしながら、そこに向き合うお客様が、より良く打ち合わせが進むようにも願っています。
そこで、ハウスメーカー(設計士)とお客様、双方の視点で解決策はないものかと考察しました。
自由設計!なんでも出来ます!何度でも図面作成OK!‥等々
私には「クレームから全力で逃げたい(だけ)」に見えます。
住宅業界の責任逃れ体質。
設計士の意識改革。
お客様の心構え。
私なりに様々な視点から、原因と対策を提案します。
照明計画でお伝えしたいこと。
それは、住宅の原案設計者にしか分からない意図があるということ。
様々な照明器具や建築化照明がありますが、本来の目的や意図と反して使用することもあります。
照明計画だけを別の設計士に依頼するのはナンセンスです。
照明と親和性を高めるべき項目にインテリアの計画があります。
住宅は奇をてらわず、シンプルに造ってインテリアで美しくまとめることが大切です。
暮らしの質はインテリアで左右され、人生を変える力もありますので、一度きりの真剣勝負で挑んでいただきたい。
根本的にインテリアの良し悪しは、住宅設計で決まります。
コーディネーターではなく、設計士の力量にかかっているということ。
インテリア、外構、全ては原案設計者が一気通貫でプランニングしないと良くなりません。
美しさも居心地もメンテナンス性も、全ては設計力です。
設計力や提案力に満足できないお悩みに対して。
工務店、及びスーパー工務店や大手ハウスメーカーなど、耐震性や断熱性や機密性のスペックだけを売りにする住宅は、本当に私たちの求める住宅でしょうか?
新製品やスペックにとらわれることなく、美しさと使い勝手を併せ持つ私のオリジナルな基準で住宅に関する情報を発信します。
後悔の無い・失敗しない家づくりをするために、住宅設備の剪定、インテリアのコーディネート(クロス選び・建具選び・床材選び・カーテン・カーテンレール・家具配置)、照明計画(ダウンライト・間接照明、ペンダントライト)など、住宅設計の基礎となる考え方も参考にしていただければ幸いです。
【チャプター】
00:00 イントロ
00:28 オープニング
01:27 前回のおさらい
02:30 LDKのご紹介
09:16 2階居室のご紹介
16:39 インテリアをご紹介
26:45 他の区画もご紹介!
27:56 ルームツアー動画
34:27 実際に目で見ることの大切さ
トラック: 1231552, 1235100, 1235377
収益化ID: DMTMHV73XIZAKXVI
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