埼玉県に住む小沢樹里さん。2008年、熊谷市で泥酔状態のドライバーが運転する車に義理の家族の車が正面衝突され、夫の両親が死亡、弟と妹が重傷を負った。酒を提供した飲食店の店主も逮捕された「熊谷9人死傷事故」だ。樹里さんにとって幸せな結婚式からわずか1年後の出来事で、人生が一変した。
その悲惨な事故から16年、被害者や遺族が受刑中の加害者に“思い”を伝えられる新たな制度が始まった。加害者の刑期が近づく中、その制度を利用することにした樹里さん。地方の刑務所を訪れ、16年間の“思い”を語り始めた。「私たち家族のことを考えたことがありますか?」―――。
その後、仮出所した加害者から樹里さんのもとに、直筆の手紙が届いた。そこに書かれていた“ある約束”とは?そして迎えた義理の両親の命日。事故現場を訪れた樹里さんたち遺族が目にしたものとはーーー?交通事故から16年後の遺族と加害者に密着した、社会派ドキュメンタリー。
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