「零遥」
歌:Arus Impact
作詞、作曲:Arus Impact
〈歌詞〉
雨粒がひとつ ひとつ
街の隅で夢を溶かす
赤信号の向こう側
昨日が立ち尽くしていた
呼吸を忘れたビルの窓
うつむく影ばかり映して
誰もが誰かの模造品
それすら気づかないまま
遠ざかるほど鮮やかに
歪(いびつ)な形で残るもの
忘れようとするほど
指の隙間をすり抜ける
夜を跨いで どこへ行くの?
答えも知らずに
足音だけを響かせながら
夢の続きを探していた
交差点のど真ん中
時間だけが通り過ぎる
止まれないままの願い
足元で息をしてる
剥がれ落ちた記憶の奥
錆びついた歯車が回る
「正しさ」と「間違い」の狭間で
誰もが誰かを裁いている
手を伸ばせば届くのに
掴むほどに崩れるもの
近づくほど遠くなる
幻のような明日
夜を跨いで どこへ行くの?
戻れないことは わかってるけど
誰かが呼ぶ声が
まだこの胸を焼き尽くしてる
冷えた空に伸びる指
光を掴めたふりをした
「救い」だなんて呼べるほど
綺麗なものじゃなかった
行き場をなくした言葉が
胸の奥で暴れ出して
「それでも進め」と叫ぶ声
ただ、黙って聞いていた
いくつの夜を超えれば
答えに辿り着けるのか?
夢に滲んだ幻灯が
まだ消えずに灯っている
夜を跨いで どこへ行くの?
答えも知らずに
足音だけを響かせながら
夢の続きを探していた
光が落ちる その瞬間
すべてを捨てる勇気があるなら
この手に残る微かな声
「まだ終わりじゃない」と呟いた
幻灯のように
揺らめきながら
それでも消えずに
僕を照らしていた
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