広島県尾道市 生地島 Azumi Setodaに宿泊してきました。
瀬戸内海、しまなみ海道沿いの離島 - 生口島。小さな島は現在アートの島へ変貌し海外からのゲストを含む多くの観光客を呼び込んでいます。
瀬戸田地区にあるAzumi Setodaは築150年を超える邸宅を大改装し旅館として2021年にオープンしたプロジェクト。そのオープンに携わったのは世界的なリゾートホテル『アマン』の創始者であるエイドリアン・ゼッカ氏。彼は日本に住んでいた頃、旅館のおもてなしに感銘を受け、その後ホテルチェーンの成功を経てここ瀬戸田で初めての旅館プロジェクトとなるAzumi Setodaをオープンさせました。
製塩業や海運業で財を成した豪商・旧堀内邸を大改築し、当時の趣と日本の旅館の雰囲気を尊重しながらホテルとしての快適さを追求した新しい旅館の定義。建築家・三浦史朗氏が手掛けた和と洋のエッセンスの融合が島のランドマークとしてその存在感を際立たせているように感じました。
一般的な旅館を想像するとその違いに驚くかもしれません。むしろ旅館風のホテルと想像されると雰囲気的にしっくりくると思います。一方でホテルでありながら旅館としての良いところをしっかり受け継ぐ。温泉はないものの、向かいに併設された『Yubune』は日本古来の文化である島の銭湯が設置され、滞在中は湯浴み時間も楽しむことが出来ます。
青い海に囲まれた離島で流れるゆったりとした時間。その時間に身を預け、木の匂いに包まれた素敵な部屋でぼーっとし、秋田シェフが作る渾身のフレンチを楽しむ。ここ生口島で生まれたAzumi Setodaで過ごした時間は多くの旅館滞在で過ごした時間とはまた異なる、新しい魅力を感じた経験となりました。
■Azumi Setoda
https://azumi.co/ja/setoda/
* 動画内の一部情報はネットによる情報収集に基づいています。
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