00:00~ 影と海
04:09~ こころの色
06:50~ すこやかに たゆまずに
12:00~ おだやかに
混声合唱とピアノのための「すこやかに たゆまずに おだやかに」/谷川俊太郎(詩)土田豊貴(曲)
演奏:島根県立松江北高等学校
指揮:井上大祐
伴奏:梶川邦子
CHMS-G013
演奏時間:
1. 影と海 4分20秒(約)
2.こころの色 3分(約)
3.すこやかに たゆまずに 5分(約)
4.おだやかに 5分30秒(約)
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《楽譜》https://www.brain-shop.net/shop/g/gCHMS-G013/?ytb=byccap
作品について / Program notes
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混声合唱とピアノのための「すこやかに しなやかに おだやかに」と、女声四部合唱と男声のための「冬の雨」は、それぞれ島根県立松江北高等学校、島根県立浜田高等学校の2校より同時に委嘱をいただいた作品になります。作品の内容自体に共通性はないものの、同時期・同地域の学校からの委嘱であることに加え、両校の交流から合同で両作品を演奏していただく機会に恵まれたこともあり、私の中では姉妹作品と言える2作品となっています。
混声合唱とピアノのための「すこやかに しなやかに おだやかに」は、当初、5分程度の単曲として作曲をさせていただく予定でしたが、コロナ禍による様々な事情もあり、約3年をかけて4曲構成の組曲として作曲いたしました。コロナ禍での作曲ということもあり、「生きるのは喜び」というフレーズをはじめ、谷川俊太郎氏の紡いだ言葉の数々に大きなエネルギーをいただきました。演奏に際しては音楽の抑揚を充分に感じた上で、希望を持って高らかに歌い上げていただきたい作品です。
女声四部合唱と男声のための「冬の雨」は浜田高校の部員構成の事情もあり、女声四部と男声1パートという特殊な編成で作曲をいたしました。当然のことながら初めて経験する編成であったため、色々と迷いましたが、基本は男子も女声合唱としてアルトパートを歌い(高い音はお休みして良い)ながら、美味しいところだけ男声パートを歌う!!という形に落ち着きました。クリスティナ・ロセッティの鮮やかな世界観と、滝口智子氏の流麗なる日本語訳に導かれ、繊細かつドラマティックな作品が誕生いたしました。「冬の雨」を想起させるピアノパートも特徴です。
最後になりますが、コロナ禍の難しい状況にも関わらず、素晴らしい初演まで導いてくださいました井上大祐先生、勝部俊一郎先生に感謝の意を捧げると共に、その歌声で希望を届けてくださいました、北高合唱部と浜高合唱部の皆様に深く御礼申し上げます。
(2023年5月 土田豊貴)
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