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本茶会のレポートを【茶の湯ちゃんねる】さんが配信してくださっています。
◆『歳寒三友』教養の茶って⁈秋苑雅集茶會レポート@新宿御苑"
https://youtu.be/PZKoG7zeZpU
こちらも合わせてご覧いただくと、お茶会を終えた後のインタビューなど、違う角度から楽しんでいただけるかと思います。(*^▽^*)
◆注意点:茶会は名前の通り、「茶の湯の会」です。香道の席があるとは限らないので、その点は誤解のないよう、よろしくお願いします。
◆本動画の中で取り上げた事項を以下の通り補足いたします。
ご参考になれば幸いです。
●茶事と茶会の違い
・茶事は少人数を招いて、4時間ほどの時間をかけてゆっくりと行われます。
“ 茶懐石・炭点前・濃茶・薄茶 ”が1セットとなったフルコースのプライベートなパーティです。
・茶会は大勢のお客様を招いて、茶席ごとに分けられたイベント型のパーティです。お茶と和菓子でもてなす略式なスタイルで、点心と呼ばれるお弁当が付くことがあります。
・茶事の動画
初釜茶事 https://youtu.be/3A_a1q2UsWQ
口切の茶事 https://youtu.be/rgosQMgzszo
夜咄の茶事 https://youtu.be/irFRw-XTOEA
●「見立て」とは
"物の本来あるべき姿ではなく、別のものに置き換えて見る"ことを指し、茶道では、本来茶道具でなかった物を茶の湯の道具として扱うことを言います。
● 三夕香について
三夕香(さんせきこう)は、新古今和歌集にある”秋の夕暮れ”を詠んだ三首の歌から名付けられた三種の香を聞き当てるゲームです。
一.槙立山」(まきたつやま)
二.鴫立沢」(しぎたつさわ)
三.浦の苫屋 (うらのとまや)
遊び方:
① 三種の中から、二種の香を試し聞きし、それぞれの香りを色や情景などのイメージに例えて覚えておく。
② 試し聞きしていない香を含めた三種の香りを聞き、名前を書き出していく。
③ 答え合わせをする
●『新古今和歌集』の中にある三首の「秋の夕暮れ」を詠んだ歌。
*この三首の歌に因んだ組香が「三夕香」です。
一.さびしさは その色としも なかりけり 槙立山の 秋の夕暮
(さびしさは そのいろとしも なかりけり まきたつやまの あきのゆうぐれ)
作者:寂連法師(じゃくれんほうし) / 秋上・364
解釈:寂しさというものは、これといって目に見えてはっきりしたものではない。でも杉やひのきが茂る山の秋の夕暮は、なんともの寂しさが身に染みるものだ。
二、心なき 身にも哀れは 知られけり 鴫立沢の 秋の夕暮
(こころなき みにもあわれは しらせけり しぎたつさわの あきのゆうぐれ)
作者:西行法師(さいぎょうほうし) /(巻四 秋上・362)
解釈:俗世間から離れた私のようのものでも、シギが飛び立っていく秋の夕暮れの景色は、なんともあわれ深く感じるものだ。
三、見渡せば 花も紅葉も 無かりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮
(みわたせば はなももみじも なかりけり うらのとまやの あきのゆうぐれ)
作者:藤原定家(ふじわらのていか) / (巻四 秋上・363)
解釈:どこを見ても花もなければ、紅葉もない。目に映るのは浜辺の粗末な漁師小屋だけ。なんともわびしい秋の夕暮れだ。
●香の十徳(こうのじっとく)
香に関する十の得
を漢詩にして書かれたもの
中国北宋時代の書家で文豪で且つ香聖と称される黄庭堅(こうていけん)が書き残した詩文や散文などから、彼の思想をまとめたものと言われています。作者は諸説あり。
一、 感格鬼神 神々のように感覚が研ぎ澄まされる
二、 清淨心身 心身を清浄し、情緒が安定する
三、 能除污穢 不浄なものを取り除く
四、 能覺睡眠 睡眠の質が高まり目覚めが良い
五、 靜中成友 静けさの中で自分と向き合える
六、 塵裡偷閒 忙しい時にも心が休まる
七、 多而不厭 何度焚いても飽きることはない
八、 寡而為足 良い沈香は量ではない、少量でも十分に足りる
九、 久藏不朽 年月を経ても朽ちることはない
十、 常用無障 天然香木だから常用しても害がない
● お茶会に参加する際の参考事項です。
【服装など】
1. お茶の香りを楽しむために、香水は控えましょう。
2. 長い髪の方は、お辞儀やお茶を飲む際に、髪がバサっと落ちないようまとめましょう。
3. 指輪や時計、長いネックレスなど、お茶碗や大切なお道具に当たったら、ご自身もビックリして大変なことになり兼ねないので、外しましょう。
4. お洋服で行かれる方は、女性は座った時に膝が隠れるくらいの丈のスカート(ワンピでも)がよいかと思います。柔らかい生地のものの方が座り心地も良いのでオススメです。男性はネクタイを締めずとも、ジャケットを羽織ってくるくらいが素敵です。茶室に入る時は清潔な靴下で入られると良いです。
5. お着物で行かれる方は、その茶会の趣旨にもよりますが、カジュアルすぎない着物コーディネートが良いかと思います。私自身は、色無地、付け下げ、訪問着を着ることが多いです。衿と足袋は白の方がきちんと感が出ます。茶室に入る時には清潔な足袋が良いので、足袋カバーをするか、茶室に入る前に新しい足袋に履き替えることをお勧めします。
【持ち物】
茶道をされている方は、以下の物を持って茶席に入ります。
1. 扇子(せんす)ご挨拶用
2.袱紗(ふくさ)お道具を 拝見したりするときに使う布
3.懐紙(かいし) お菓子をいただく時などに使う和紙
4.菓子切り(かしきり)
茶道未経験者の方は上記の物が必須とは限りません。
私が主催する茶会の場合、茶道未経験者の方に気楽に体験していただきたいので、上記の4点はお持ちにならなくても良いと伝えています。お茶が好きになったら、またお茶会に行きたい!茶道を習ってみたい!と思われた時に揃えられたら良いかと思います。
お茶会は主催する側と参加する側とのイベントなので、お互いが気持ちよく、そして楽しく過ごせれば良いかと思います。茶道のルールは茶道を習っている方の中の決まりごとなので、茶道を習っていない方を招いていると主催者側に認識がある場合、扇子を持って挨拶することを求めないと思いますし、2の袱紗を使う場面もないと思います。 必要な場合はお借りしても良いかと思います。3の懐紙と4の菓子切りは、主催者側で準備してくださることもあります。ご心配な場合は、主催者側に問い合わせるか、デパートなどの茶道具売り場で数百円で購入できます。懐紙は茶会以外の場面にも活用できるので、持っていても良いかと思います。
以上、思いついたことを書き出してみました。ご質問などありましたらコメントをいただければと思います。 アン
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