八王子は織物のまちと呼ばれてきました。
八王子空襲の被害を逃れ、街の中に残っていた古い織物工場。
2022年2月に解体され今はもうない工場から、
人が交差し、街が生まれる。そんな人の物語を。
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八王子の織物工場に入社した若い彼女が発する言葉は、不思議と皆川さんの言葉と繋がっていて、きっと工場の現場で働く彼女のような、普段決して人前に出て言葉を発することのない人はたくさんいて。でも、そういう人たちが、こういうかっこいいことを誠実に思って日々を過ごしているんだって、知ることは、なんだか、僕らの先入観や盲目さを取り払ってくれるように思うのです。
里村果南 澤井織物工場 職人
2017年文化服装学院ファッションテキスタイル科卒業。卒業後、澤井織物工場に勤務。伝統工芸品である「多摩織」とその技術を生かした製品を扱う現場の中で最年少の担い手である。澤井織物工場は1900年ごろ漢方医から始まり養蚕、次第に手織りの工場へと変化。1950年ごろからは力織機を導入し、手織りと並行しながら現在に至る。現在は四代目 代表取締役社長 澤井伸が運営。近年はgoogleに技術提供したことも話題となった。伝統を守りつつ、革新を続ける。
澤井織物Instagram
https://www.instagram.com/sawai_orimono/
澤井織物記事
https://1920041.com/blog/sawai-orimono/
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01:09 「街と織物」ダイジェスト
02:50 インタビュー本編
・この道に進むきっかけ
・ファッションや流行ではないものづくり
・もっともっと根源にものづくりがあるもの
08:15 ・澤井織物との出会い
・八王子で始まっていくものづくり
・八王子の街を選んだ訳
13:48 ・織物がある日々
・大量生産で出来ないもの
・織っている時、気持ちが整う気がする
22:08 ・この暮らしが続けばいいなと思う
・目の前にあることをコツコツ
・特別なことではなくて、日常がきっと歴史になっていく
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令和2年、八王子市が都内唯一の日本遺産として文化庁から認定されました。
認定ストーリーのタイトルは「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」。
養蚕や織物が盛んだったことから「桑都(そうと)」と呼ばれた八王子。
会うことがなくても、同じ時を過ごしていなくても、見えなくともそこにあるものを通じて私たちは織物のように交差しています。2021年12月「街と織物」の会場にて、八王子の街にゆかりのある8名の方にお話を伺いました。
皆川 明 / ミナ ペルホネン デザイナー
里村 果南 / 澤井織物工場 職人
LITTLE a.k.a 八王子少年 / ライマー、愛韻家
石塚 久美子 / 石塚染工 五代目
シミズダニ ヤスノブ / テキスタイルデザイナー
今福 華凛 / PUGMENTデザイナー
森口 理緒 / 富士吉田地域おこし協力隊
中野 智行 / 肌着専門店「イツミヤ」社長
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制作・著作:つくるのいえ
編集:鵜戸春花 構成:奥田博伸
制作進行:大原麻実 字幕:小島日和
撮影:新井浩(AL KREATIV) 奥田博伸 鵜戸春花
サムネイル:福田奈緒子 鵜戸春花
※たくさんの方々のご協力を頂きながら、織物や染物に関わる職人やデザイナーが集まり、初めての動画制作を行いました。秘めた才能を発揮してくれた仲間達に心より感謝申し上げます。
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【街と織物】
主催:日本遺産「桑都物語」推進協議会
企画運営:つくるのいえ
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街と織物 webサイト
https://1920041.com/machi/
日本遺産「桑都物語」公式webサイト
https://japan-heritage-soto.jp/
つくるのいえ
https://1920041.com/
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次回放送は...
ライマー、愛韻家
LITTLEさん
4月22日(金)18時公開予定です
物語が交差する織物工場。この工場の前をよく子供の頃、自転車で通っていたというLITTLEさん。音楽の成績が1だった少年時代。1997年、KICK THE CAN CREWのMC&リーダーとして活動開始。2001年メジャーデビュー、2002年紅白出場、2004年活動休止。街の日常は、怒濤の日々へ。2020年「八王子少年〜春よ、来い〜」をきっかけに次作より八王子少年名義の活動を開始。どうしてそんなにこの街を想うのかを知りたいと思いました。