名門出身の松平武元は、8代将軍の徳川吉宗に見込まれて、吉宗の改革の精神を後の時代に繋ぐ役割を期待されていました。
特に家治からは非常に尊敬されていましたが、一方で田沼意次と並んで賄賂を多く受けるなど、当時の幕閣の例に漏れない面も持ち合わせていました。
将軍の側近として権力を高めていく田沼意次を前に、武元は力を発揮できなくなり、次第に世間からも邪魔者扱いされていき、失意の最期を迎えることとなります。
今回は、田沼意次をはじめとした革新的な勢力が身分の差を超えて台頭してくる中、吉宗の愛弟子として旧来の秩序と伝統を守ろうと抵抗した松平武元の生涯について紹介します！
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参考文献
山本博文『お殿様たちの出世: 江戸幕府老中への道』
https://amzn.to/3E80dy1
高沢憲治『田沼意次の勢力伸張』
（学習院大学『学習院大学史料館紀要』1 54-108）
https://cir.nii.ac.jp/crid/1572824502446469504
藤田覚『田沼意次:御不審を蒙ること、身に覚えなし』
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大石慎三郎『田沼意次の時代』
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【画像引用】
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【目次】
1:18 松平武元の出自
7:16 老中としての武元
11:06 武元の最期
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