乳がんの診療で病院にかかるとき、どうやって病院を選んだらよいの?
状況は2つ。
1.まだ乳がんの診断が付いていない場合(検診で引っかかった、しこりを触れるなど症状がある)
2.乳がんの診断がついた(これから治療に入る)
です。
1.はそもそも乳がんではないかも知れませんので、無床の乳腺科クリニックをおすすめします。
重症の患者さんが多くないため、比較的空いていることが理由です。
(乳がんの診断が付いたら、病院を紹介してもらいましょう)
2.は、なるべく近い、通いやすい病院をおすすめします。
なぜなら、乳がんは長く通うことになるからです。
なるべく有名な大きな病院の方がよく治るのでは?と思う気持ちも分かります(実際に水準も高いでしょう)。
でも遠くて混んでいて、通うだけでクタクタ・・・では心身とも参って免疫力が低下してしまいます。
乳がんの治療は長くて、多くの時間を「薬物療法」で占めており、手術はごく一部です。
乳がんの予後を左右するのは、サブタイプ、治療前の正しい診断(病期診断)、治療後のモニタリング、そしてなんといっても体力。
信頼出来る病院に無理なく通えたら、ストレスも少なく、免疫が安定して、治療を支えてくれます。
家族や友人がすすめても、自分には合わないかも知れません。
是非実際に病院に行ってみて・先生に会ってみて、自分に合うかどうか、直感を信じてみて下さい。