大石アンカーマンが名大・福和名誉教授とともに、石川県内灘町、輪島市、珠洲市を取材しました。
能登半島地震の現場から見えてきたものは。
能登の地震は揺れだけではなく、あらゆる種類の地震災害を引き起こしました。
(名古屋大学 福和伸夫名誉教授)
「ここはすごいですね。階段が…全部が斜めになってしまった」
ここ、石川県内灘町(うちなだまち)では「液状化」。
これは1月1日の地震発生時の様子。歩道は割れて浮き上がり、あっという間に泥水が道路を覆っていきます。
玄関の階段も、生け垣も、塀も、押し出されるように倒れています。
元々、砂丘の上に築かれた内灘の街。斜面の下へ向かって液状化した地盤そのものが押し流され、上に載っている道路や家を破壊しました。
長い間にこの土地がどのような場所であるのかの記憶も薄れていた中、液状化への対策もほとんど行われていなかった上の被害と言えます。
次に訪れたのは輪島市。
ここでは「建物の倒壊」と「火災」。
最大震度7の揺れによって。3300棟以上の建物が全壊。
そして地震後の漏電が原因とみられる大規模火災で200棟以上が焼けました。
(大石アンカーマン)
「これだけ広範囲で火災が起きた理由は?」
2024年3月11日放送 CBCテレビ「チャント!」より