#笑福亭 松喬 #松喬
#上方落語 # 落語
#百年目 # 古典
皆さまいかがお過ごしでしょうか？
今回の演目は、「百年目」です。
「ここで会ったが百年目」
長年探し求めていた仇討ちの相手に出逢ったときの言葉で、見つけられた方からすると「もうダメ 運も尽きた」という事なんでしょうね。
演目の「百年目」同様
落語の終盤
店の奥で主人が、番頭に話しているところでも
今では使われなくなったことばが、幾つか出てきました。
有無相持(うぶあいもち)
癇症病み(かんしょやみ)
沈香(じんこ)も焚かず屁もこかず
噺家さんの中には
お客様に一言一句理解してもらおうと
落語の流れをとめて ことばの説明をする人もいらっしゃいますが、それって私の好みではありません。
知らないことばがあったとしても それを雰囲気で
何となく分からせ
ネタが始まったら現実に引き戻すことなく
落語の世界で遊ばせてくれる松喬落語が、私は好きです。
赤栴檀(しゃくせんだん）と難莚草(なんえんそう）
言葉だけでなく
気がつけば
私は、松喬さんの落語からいろんな事を学んでいました。学びは、後から付いてくる。
まずは、今日も松喬落語で
たっぷりお楽しみいただきましょう。
今と違ってこの時分の 繁昌亭の昼席は 落語が、10席ほどありました。
そのトリを務める松喬さんは、お客様の気持ちを代弁する事で、先ず笑いをとりその場の空気を一気に松喬ワールドへともっていきます。
六代目笑福亭 松喬落語
公式チャンネル
今回の演目は
「百年目」
平成22年４月21日
天満天神 繁昌亭
昼席より