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三菱重工⑥|岩崎彌太郎物語3|海運王まで上り詰めた三菱財閥|永井みつるの企業紹介チャンネル

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概要
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■社名を三川商会に変更
九十九商会→三川商会に変更(完全な民営)
名前:代表3人の名字に川がつくから
川田小一郎:藩士の次男 第3代日本銀行総裁
石川七財:九十九商会の監視役から寝返る
中川亀之助:不明
理由:旧土佐藩の協同組合的にするほうが
   船の払い下げなどしやすかった。
  (旧藩の幹部 後藤、板垣、林の判断)
彌太郎が3人に指示を出す形でスタート
このあたりで、彌之助は象二郎の娘と結婚


■社名を三菱商会に変更
ついに彌太郎が本気になる。
巨大一家を興起するということで
社名を三川→三菱に変更
由来:ロゴマーク|家紋(重ね三階菱)
主要事業:海運業(8隻保有)
その他:銅山、樟脳事業、製糸業、炭坑

■ライバル 日本国郵便蒸気船会社と外国
日本国郵便蒸気船会社:政府+三井系
政府から貢米と郵便物の仕事をもらう
勝負を分けるのは、東京と大阪の荷積問屋
熾烈な戦いのなか
東京の荷積問屋組合が三菱一択になる。
貢米制度廃止、日本国郵便蒸気船会社は縮小


■三菱を地位を決定づけた台湾出兵 
明治7年(1874年)
沖縄の船が台湾に漂流、船員5人が殺害される
これにより台湾出兵を決定。台湾を攻める
しかし、物資を運んでくれるところがない
英国、米国:断られる
日本国郵便蒸気船会社:断られる(国内重視)
三菱商会:OK!(社名三菱汽船会社に変更)
海運以外三菱商会(国あっての三菱|商業止める
船足りないので、政府が10隻かって貸す。
→莫大な利益を生み、政府と太いパイプができる

■日本一の海運会社へ!
台湾出兵で海運事業の危うさが浮き彫りに
政府が国としての海運のあり方を検討
明治8年 内務省の前島が動く!

彌太郎が本当に信用できるか面談

前島:君は海運の実績はないが大丈夫か?
彌太郎:確かにない。しかし、漢の初代皇帝
    を見ていてください。彼は一人の男
    で、周りの助けがなければ成功し
    なかった。彼は人材をうまく統率で
    きたらこそ初代皇帝になれた。
    私もそうだ。経験のある人を登用し
    うまく使えば、海運業は難しいこと
    ではない。
前島:まさにそのとおりだ!
   君に一人することにするよ!


■海運改革の3つの案と7つの制約
1.100%民営にする
2.政府の保護のもと民間会社を育成
3.100%政府の運営にする
前島は2つ目の案を提案(三菱に任せるたい)
これにより三菱は破格の待遇を受ける
・12隻の汽船を無償でもらう
・運用の助成金も毎月もらう
社名を「郵便汽船三菱会社」
7つの制約を受ける
1.郵便物及び官物を託送すること
2.政府の命令による航路を開設せよ
3.政府が必要とするときは社船を徴用せよ
4.商船学校を開設し、海員を養成せよ
5.政府は会社の会計を監督する
6.会計は今後別とせよ
7.本社名で海運以外の事業をすることは禁止
→政府の保護あり、日本一安定した海運会社に
→日本国郵便蒸気船会社解体、18隻もらう


■海外勢にも対抗
米国:パシフィック・メイル会社
  →値下げで対抗してきたが、三菱も応戦
   日本でするメリットが無くなったため
   三菱が船、倉庫などを買うことで
   日本から撤退することになる。

英国:ピーオー汽船会社
  →三菱の独占に反感をもった
   大阪荷積問屋組合が手を組む
   政府は外国船の手続きを厳しくし
   三菱を応援。
   最終的に三菱が荷主にお金を貸す
   特殊ローンサービスをすることで
   大阪荷積問屋組合が三菱側に寝返る

これにより最強の海運会社となる。


■岩崎家として事業の多角化
郵便汽船三菱会社としては海運以外の事業はNG
事業を進める中で必要なものもでてきたため、
岩崎家として事業展開をする。
・東京海上保険(特殊ローン対応)
・鉱山
・三菱製鉄所(船の修理用)
・樟脳事業→独占禁止でその後廃業
・三菱商船学校(政府との約束)
・三菱為替店(汽船営業の補助として)
・倉庫業
・水道

■優秀な人材を採用(大卒エリート)
・慶應義塾大学(福沢諭吉となかよし)
・東大生
・外国人(グラバーさんの紹介など)
明治9年日本人1351名、外国人388名

■三菱が財を成すきっかけ
1.台湾出兵(明治7年)
2.西南戦争(明治10年)

西南戦争
西郷隆盛を中心に起こった士族による反乱
西郷隆盛は征韓論を掲げるが、明治政府に
却下される。ふてくされて田舎に帰る。
明治政府が士族に対して、かなり厳しかった
・徴兵制の開始
・廃刀令
・秩禄(ちつろく)処分
→士族の地位が下がった。
起こった士族がいろいろと反乱を起こし、
その中で最後で最大の反乱が西南戦争!
三菱は定期航路の運航を休止し、
社船38隻を政府側の軍事輸送に注ぎ込んだ。
→これにより莫大な利益を生む

西南戦争で政府を助けたことで、船を下賜され、合計61隻になり、国の汽船総トン数の73%

3.高島炭坑を買う(後にドル箱)
後藤象二郎は征韓論で政府に敗れて
政治家から実業家に転換していた。
高島炭坑はグラバー商会が持っていたが、
破産して政府が国有化。それを象二郎に
売ったことで、炭坑の経験は象二郎になる。
このときジャーディン・マセソン商会に借金
象二郎は商売の才能がなく、借金がかさむ。
ジャーディン・マセソン商会が怒り心頭。
福沢諭吉が手を差し伸べ、彌太郎に相談。
さらに弟彌之助も説得に(妻が象二郎の娘)
彌太郎は拒否するが、大隈重信がでてきて
渋々買うことに。しかも、超高額でかわされる
→が後に、この炭坑がドル箱となり
 三菱の経営を支える!



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参考にしたもの
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■Web|コーポレートサイト (グループ)
 https://www.mitsubishi.com/ja/

■Web|コーポレートサイト (三菱重工)
 https://www.mhi.com/jp
 
■本|岩崎弥太郎と三菱四代
 https://amzn.to/3VA6n0x

■本|明治の巨人岩崎弥太郎
 https://amzn.to/3TWqG6T

■本もう一人の「三菱」創業者、岩崎弥之助
 https://amzn.to/3VBlM0n

■本|岩崎小彌太 三菱のDNAを創り上げた四代目
 https://amzn.to/3vo4cm5

■本|三菱重工ものづくり百年の大計
 https://amzn.to/4aeuari

■本|技術ひとすじ: 三菱重工と私
 https://amzn.to/4abVlD5

■本|三菱航空エンジン史: 大正六年より終戦まで
 https://amzn.to/3vIv4x0

■本|日本の本当の黒幕
 https://amzn.to/3VEuXgF

■本|三菱重工長崎造船所のすべて
 https://amzn.to/4aBFsFY

■本|造船ものがたり―三菱重工業の巻
 https://amzn.to/3IYU1r6

■本|三菱もうひとつの素顔
 https://amzn.to/3xdwBvI

■本|三菱の百年

■本|海に陸にそして宇宙へ2(三菱重工業社史)

■本|週刊東洋経済 2020年3/21特大号(三菱財閥)
 https://amzn.to/4abnuu7

■ニュース|日経新聞
 https://www.nikkei.com/

■ニュース|NewsPicks
 https://newspicks.com/

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