3連休も大雪警戒 駐車場に10m超巨大雪山 ノーマルタイヤ走行の恐怖…高級SUV車無残【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月21日)
今シーズン最長寒波の影響で記録的な大雪が続いている。青森県の酸ケ湯では、20日に12年ぶりに積雪が5メートルを超えた。22日からの3連休が寒波の二度目のピークとみられていて、さらなる大雪の恐れがある。
■駐車場に10m超巨大雪山
1979年の観測開始以来3回目、12年ぶりの5メートル超えとなった青森の酸ケ湯。旅館の2階に上がってみると、旅館全体を覆い尽くしそうな雪の山だ。
酸ケ湯温泉 営業企画室
高田新太郎(35)さん
「(Q.ここ2階ですよね?)2階です」
そんな酸ケ湯の積雪を軽く超えてしまいそうなのが、新潟県にあるショッピングセンターの駐車場だ。その一角には、高さ10メートルほどの巨大な雪山がある。実はこれは、駐車場の除雪した雪を集めたもの。
株式会社ミヤコヤ 高橋雅人社長
「今年は降りが多いのでかなり高い高さまで」
「(Q.集めてあの高さになる?)なるんですよ」
ショッピングセンターではこの雪山を5月まで残し、ある程度小さくなるまで溶かした後、捨てに行くのだという。
十日町市民
「(Q.びっくりした?あの山)友達と富士山になるね、なんて笑ってますけど」
「(Q.あの山見てどう思う?)嫌ですね。それしかないですよ」
私有地に積もった雪は、自ら業者に頼むなどして処分する必要がある。この地域では、10トンダンプ1台分の排雪で1時間につき5万円前後が相場。経済的な負担も大きい。
十日町市 担当者
「この冬は大雪なので、市の対応として個人や企業に雪捨て場を開放している」
■市民「さすがに参った」
一方で、雪捨てに工夫を凝らす地域もある。
十日町市民
「ここは町内で作った水路だから。金を出してさ、雪のやり場が無いと困るというので」
この地区では雪を捨てに行くのに手間がかかるということで、小さな側溝の幅を広げ、冬の間だけ水を流して雪捨て場にしたという。
そんな豪雪に慣れた住民からも、今年の雪にはため息が。
十日町市民
「さすがに参ったね、さすがに。もう2月の20日でしょ。普通毎年だったら春ですよ」
■ノーマルタイヤで走行の恐怖
ひしゃげたバンパー。もげたヘッドライト。ネクスコ東日本・新潟支社が公式Xにあげた写真では、高級ブランドのSUV車が無残な姿になっている。
ネクスコ東日本・新潟支社のアカウントから
「本日、関越道でノーマルタイヤ車両の衝突事故が発生しました。必ず冬用タイヤを装着してください!」
2枚目の写真は、事故車両のタイヤをアップで写したもの。確かに溝の少ない夏用のタイヤが装着されている。
事故は19日、関越道の湯沢インター付近で起きた。車は大きく破損したものの、幸いけが人は出なかった。
ネクスコ東日本・新潟支社のアカウントから
「速度を控えて安全運転をお願いします!」
「積雪路面は必ず冬用タイヤ」
文章に添えられた爆発の絵文字。それは、この状況でもノーマルタイヤで走ろうとするドライバーへの怒りの表れなのだろうか。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月21日放送分より)
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