■イベント概要
現在、様々な分野で注目を集めているAI(人工知能)。それはがん医療においても同様です。内視鏡画像などから、がんかどうかを見る画像診断にAIが使われ始めています。さらには、その人のがんにあった治療薬を探すことにもAIが使われようとしています。がんの遺伝子レベルの解析から治療法を探し出してくるのです。そうなると、思わぬ治療法が見つかるかもしれません。ですが、もし、AIに必要なデータが少なくて治療方法の提案を受けられなかったら、あるいは、もし、治療方法を提案されたとしても、それが日本ではまだ使用できない未承認薬だったら──あなたはどう感じますか?
本イベントでは、がん医療やがんにとどまらない医療分野全般におけるAIの可能性について、現状と今後の展望、またそこにはらむ倫理的・社会的課題について研究者からお話をうかがいます。
今や2人に1人はがんになると言われています。将来的には自分自身や周りの人が当事者となりうる疾患です。少し先の未来のがん医療について、この機会に一緒に考えてみませんか?
■ゲストスピーカー
宮野悟
東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長
文部科学省・新学術領域研究「がんシステムの新次元俯瞰と攻略(システム癌新次元)」領域代表
山口類
愛知県がんセンターシステム解析学分野 分野長
名古屋大学大学院医学系研究科 連携教授
中田はる佳
国立がん研究センター 社会と健康研究センター 生命倫理・医事法研究部 研究員
■企画・ファシリテーション
鎌田芽生
日本科学未来館 科学コミュニケーター
※視聴者コメントをご覧になりたい方は、ニコニコ生放送のタイムシフト視聴をご利用ください。
https://live.nicovideo.jp/watch/lv329948572
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