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木の板目と柾目と性質の違い-Lifeなびチャンネル。

Lifeなびチャンネル 4,601 lượt xem 4 years ago
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Lifeなびチャンネルです。

この動画では、木の木目と性質の違いについてご紹介します。

丸太から板材を製材するときに、製材の仕方によって出てくる木目には、大きく分けて板目と柾目と呼ばれる木目があります。


板目というのは、年輪に接するような取り方になります。

木口から見ると、円周の一部を切り取ったような年輪が見えます。

板の表面を見ると、山形の木目が見えます。



柾目は、木材の丸太の中心から放射状になるような取り方となります。

板の表面を見ると、直線的な木目をしています。

板目の板材と柾目の板材の性質の違いは幾つかありますが、板目の板と柾目の板の大きな違いは、反りの出方に違いがあります。


結論からさきに言いますと、板目材は反りやすく、柾目材は反りにくい板になります。

原因は、木材の異方性の物質で、方向による膨張収縮率の違いにあります。

異方性についてと、収縮率の違いについては、別の動画で詳しくご紹介していますので、説明欄にリンクをご覧になって下さい。


簡単にご説明しますと、異方性というのは方向によって性質が違うことを言います。

長さ方向にはほとんど膨張収縮は起こりませんが、接線方向と放射方向については、約倍の違いがあります。

それぞれの膨張収縮率の平均的な割合は、以下のようになっています。

垂直方向:放射方向:接線方向=1:5:10

これは多くの木による実験データによる平均値となります。


つまり板材で見た場合、収縮が起きたとき、長さ方向には僅かしか縮みませんが、接線方向には放射方向より2倍縮むことになります。

一般的な木取りの場合は、木の芯は避けて(芯去り材)木取りをします。

放射方向から接線方向への収縮率は段階的に変化すると考えられています。


木の芯を含んでいない板材(一般的な板目材)の場合も、木裏側がより放射方向に近いと考えられますので、同様の反りが生じます。

柾目の場合は、板の左右の条件が同じですので、収縮率も同じと考えられますので、反りは生じにくくなります。

今回の動画では、木の木目と性質の違いについてご紹介しました。


木や板の反りの要因となっている木材の異方性について。
https://youtu.be/52k104atkYM

木材や板の反りの原因となっている収縮率の方向による違いについて。
https://youtu.be/3fJqxBb5_4g

Lifeなび(ぶろぐ)
https://kagu-diy.com

Ryou's Outdoor Life
https://www.youtube.com/channel/UCv-BpUXgBtcMFmZZnjQTOsw

#板目#柾目#違い

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