骨粗しょう症の薬を解説するシリーズの2回目。今回はサーム(SERM)です。
担当は高齢者運動器疾患研究所代表・伊奈病院整形外科部長の石橋英明先生です。
サームに分類される薬にはラロキシフェンのエビスタ、バゼドキシフェンのビビアントなどがありますが、いずれも1日1回服用する薬で、比較的若い方(50代から70代前半)に適しています。女性ホルモンと同様に骨吸収を抑制し、骨形成を促進しますが、乳がんを予防したりコレステロールを下げるなど骨以外への作用もあります。気になるサームの副作用についても解説していますので是非参考にしてください。