茨城県だけ鉄道の直流電化ができない理由について解説。常磐線、つくばエクスプレス、水戸線は交流電化を採用。関東鉄道常総線、鹿島臨海鉄道などは非電化で運行。
背景には石岡市にある気象庁地磁気観測所が影響。半径30キロメートル以内において鉄道の直流電化は実質的に禁止されている。
交直流電車は製造コストが高く、運行本数の増発のネックになっているのは確か。
一方、交流にもメリットがある。変電所が少なくて済むなどのメリットがある。
関東鉄道や鹿島臨海鉄道は電化コストを考えて断念。常総線は一時期電化を考えたものの、地磁気観測所に配慮すると莫大なコストがかかって採算性に課題が残るとして断念した。
<画像出典>
・国土地理院地図、https://maps.gsi.go.jp/
(一部加工して掲載)