「⋯⋯あれだけの乱世に太閤は彼一人しか出なかったではありませんか」
青空文庫より『大将首』(山本周五郎)を朗読しました。
チャプター
00:00 一の一
06:27 一の二
13:53 一の三
20:51 二の一
27:21 二の二
35:00 三の一
41:16 三の二
戦国時代、足軽は戦における歩兵部隊のような兵士でしたが、江戸時代においては侍である「士分」とは厳しく区別されていました。
むしろ武家に仕える「中間・小者」と同等とされ、浪人の末に足軽になるというのは侍としては屈辱と言えたのでしょう。
池藤六郎兵衛はそれまで頑なに拒否していた足軽となりますが、決して諦めの境地にいたのではなく、常に自分を保ち続けます。
時代や他人のせいにせず、決して腐らず、常に志を高く持って日々を送る。
その心の在りようこそが「大将首」なのではないでしょうか。
#山本周五郎 #時代小説
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