今回訪れたのは福島県郡山市、郡山駅西口です。駅前から以前、何度か訪れた複合ビル、132.6mの高さを誇るビックアイを見る事が出来ます。郡山駅と言えば度々様子を見に訪れてるJR東日本郡山総合車両センターが歩いて20分程度の場所に位置、主に車両の全般検査、要部検査、改造工事引退した車両の廃車車両解体まで行われます。2023年に入り485系を改造したジョイフルトレイン華やリゾートやまどりの解体作業を見てきましたが、作業は全て終了したようで485系式は消滅しています。駅前は風が強かったので移動、いつも立ち寄る駅と車両センターの概ね中間辺りに位置する本町緑地に到着、桜前線が北上しているもののまだ開花はしていませんでした。話を戻してまもなく年度が変わりますので車両解体はしばらく行われないと思ってました。しかし、2022年6月10日に尾久車両センター所属EF81形139号機の牽引により相模線で活躍していた国府津車両センター所属205系500番台R4.5編成8両が廃車回送配給されて郡山総合車両センターに到着しています。R4編成4両は到着後早々に内装解体が行われすぐに最終解体となり消滅が、R5編成4両に関してはそのまま留置、または編成がバラされ留置されて動向がわからない状態が続いていました。一部の噂では仙石線で活躍する仙台車両センター宮城野派出所に所属する205系3100番台の部品取り用車両として残されていたと言う話もあります。そして今回、4両編成のR5編成は先頭車クハ2両と中間車モハ2両に分けられ、その後モハ2両から内装解体が開始され続いてクハ2両も内装解体が行われたと言う事です。通勤型車両なので解体スピードがとても早く様子を見に訪れようと思っていた矢先にモハ2両の最終解体が行われてしまいました。年度内にR5編成4両を解体してしまうと言う事で一気に車両が消えたと地元の方に聞いてますが、内装解体を終了したクハ2両がまだ解体線に残っていると言う事なので様子を見に行く事にします。現場に行っても都合良く最終解体を見れるかわかりませんが、その他に2023年春のダイヤ改正で特急草津号やあかぎ号、スワローあかぎ号の営業運行を終了した東大宮センター所属651系1000番台基本OM203編成が尾久車両センター所属EF81形139号機の牽引により廃車回送配給として郡山総合車両センターに到着してますので合わせて見ていく事にしました。解体現場に到着すると早速スクラップの山を確認する事が出来ます。最終解体を終えたR5編成の中間車モハ2両です。前回訪れた際はジョイフルトレイン華やリゾートやまどりのスクラップが山となってましたが、材質が違う事から全て搬出は終了したようです。奥にクハ204-505を確認、R5編成の4号車となりますが、内装解体を終了しているので窓、ドア、車内には何も残ってません。車両側面行き先方向幕を見ると黒くなってますので撤去済みのようです。角度を変えて正面からスクラップの山を見ると奥にどれだけの乗客が腰を掛けたかわからない座席が取り外されて山となってます。解体線に目を向けると手前の車両が1号車クハ205-505、奥の車両が4号車クハ204-505、内装解体を終了していますので次の作業に入っています。車両下回りの機器をガスと酸素を使い溶断中、最終的にフォークリフトで搬出されていきます。車両前面を見ると以前は回送、相模線、67Fと確認出来ましたが、全て機器が撤去されているので表示はありません。R5編成が廃車回送配給されたのは約10ヶ月前、2023年2月16日に一番最後のR1編成が長野総合車両センターに廃車回送配給されて全13編成52両配置されていた配属先の国府津車両センターから205系500番台は消滅しています。つい先日R1編成の様子を見てきましたが、長野総合車両センター廃車置き場に留置、まだ作業は行われていないように見えました。R5編成が最後まで残る205系500番台と予想していましたのでこのような形となり残念です。と思っているうちに1号車下回りの機器は無くなりました。4号車の下回り機器が撤去されている中、反対側の第二車体塗装棟に目を向けると横に651系1000番台を確認、廃車回送配給され到着したOM203編成です。全ての車両を確認する事は出来ないものの7両そのまま連結され留置されているように見えました。少し過去を振り返ると2022年4月15日にOM202編成が廃車回送配給として郡山に到着、結果的に約2ヶ月程度で7両の解体が終了してますが、OM203編成の動向が気になります。解体線、解体現場に戻ると両車両の車両下回り機器は全て撤去済み、車両が重機またはフォークリフトで分断されると次の作業に入ります。スクラップの山を片付けるのか?水撒き用のホースが準備されるのか?で作業内容は大幅に変わってきます。しばらく様子を見ていると脚立にホースが取り付けられて車体に水がかけられています。重機で車両を壊していく際に埃が飛散しないように水が撒かれます。これは重機で車両を壊していく際、埃が飛散しないように水が撒かれます。最終解体も通勤型車両は特急型車両と比べてあっという間に解体されていきます。1時間程度で車両と判別する事は出来なくなります。そして重機による最終解体が開始、車両側面に切り込みを入れていきます。205系500番台R5編成は東急車輛製造横浜製作所で1991年1月に新製、相模線一筋で活躍した車両となりますが、1991年から1996年まで豊田電車区に配置されています。1996年に東日本東京地域本社東京支社、(現)首都圏本部の一部を分離して横浜支社が発足した事により国府津車両センターに転属しています。転属に伴いK5編成からR5編成に変えているものの大きな改造が行われる事はありませんでした。解体中の1号車クハ205-505、2号車モハ205-505、3号車モハ204-505、4号車クハ204-505の組み合わせで約31年活躍してきた車両です。両側の側面に切り込みが入ると屋根が落ち始め撤去が進みます。約1時間もすると完全にスクラップとなってしまい車両は消滅しています。そして気になるのは651系1000番台OM203編成の動向です。この先も引き続き様子を定期的に見ていきたいと思います。
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