【珍事・・・】86世界最強タッグの優勝戦前に3割の客が帰ってしまった。輪島大士に天龍が耳打ちした意外な言葉とは? #猪木 #長州力 #前田日明 #タイガーマスク #プロレス
1986年12月12日。日本武道館。その日は全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」の最終戦が行われていた。観客は12700人。試合は全部で9試合。
第7試合が始まり10分足らずで終わった。すると驚くべきことが起こった。観客のおよそ3割が席を立ち始めたのである。
まだセミファイナルとメインイベントがある。地方興行で特にテーマのない6人タッグというわけではない。シリーズ最終戦の武道館である。そしてこれから最強タッグの優勝戦が始まるのだ。
セミはジャンボ鶴田&天龍源一郎vsスタン・ハンセン&テッド・デビアス。メインは長州力&谷津嘉章VSザ・ファンクス。これらが終わった時点での最高得点チームが優勝だが、メインが終わると、鶴田組とハンセン組が同点で並び、史上初の同点決勝となった。そしてメイン後にもう1度、鶴田組とハンセン組が戦い、8分13秒リングアウト勝ちで鶴田組の優勝となった。
この日は、11月22日の開幕戦から10チームが熾烈な星取り争いを続けてきた結果、最強タッグの優勝がようやく決まる日だった。にもかかわらず、セミ前に帰った観客が3割もいたのである。セミとメインに出場した選手たちが人気がないわけでもない。鶴田、天龍、ハンセン、デビアス、長州、谷津、ザ・ファンクス。当時の全日本のトップ中のトップばかりである。
だが帰った客たちは、最強タッグの優勝の行方にも、全日本のトップレスラーたちにもまるで関心がなかった。彼らはセミ前の第7試合だけを見に来ていたのである。
それは、輪島の、プロレスデビュー2戦目だった。
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