<おしらせ>
https://www.youtube.com/watch?v=sEYcF-BkCcoで、レデューサレンズとの距離を調整したことにより、非点収差とコマ収差と球面収差を大幅に改善できました。
その他には、
https://www.youtube.com/watch?v=1Cfzzhb6hk4
https://www.youtube.com/watch?v=TkrcQOHmucU
https://youtu.be/o1TaVb1jzpIなども、あわせてご覧になってください。
<説明>
私のところにも「電視観望向けの機材を揃えたけど、画面に星雲や銀河が写らない」と質問が寄せられる事があるんだ。
写らない原因は、色々あるんだけど、主に操作性の悪さと、使用機材の適正が合っていない場合の2つの要因があるんだ。
操作性に関しては、電視観望は眼視観測とは違って、カメラやコンピュータが介入し遅延が発生するため、人間の感覚で操作する事とは違った難しさがあるよ。
特に、ピント合わせや撮影対象の捜索時の画面更新時間を短くしないと操作に支障が出るね。
使用機材の適正に関しては、初心者の場合は望遠鏡とカメラの適正が解らないから、電視観望には不適な機材を購入する場合があるよ。
初心者に多いのが、今使っている入門用の長焦点アクロマート望遠鏡に、安価でサイズの小さなカメラを購入したという事例だね。
望遠鏡が暗い上に、カメラの画角が極めて狭いから、星の少ない空間を見ていたら、画面に何も表示されない場合があるよ。
また、画角が狭いと、アライメント星の導入や、撮影対象を見つける事が出来なくて、迷子になるから挫折するよ。
自動導入とは言っても、画面の真ん中に導入されるものでは無いからね。
初心者にとって、望遠鏡が暗い、画角が狭いという概念が解らないから、間違った機材選びをしてしまうんだ。
そこで、今回紹介する機材は、
・とにかく露光時間1秒で銀河が映る。(今回の動画では、ライブビューのヒストグラム調整のオートストレッチ機能を使いませんでしたが、使用するともっとハッキリ確認できる。後日M33でやってみたらスタック無しでも、存在を確認できました。)
・散光星雲なら2秒で写る。(網状星雲はオートストレッチ機能を使えば1秒で写った。普段使用しているセレストロンC8+レデューサ(F=5.5)では8〜15秒もかかります。)
・ピント合わせは、星像が明るく、画面の更新間隔は1/8秒以内で快適操作。
・水平画角は最大3度以上の広い範囲が見渡せる。これだけ広いと迷子にならないと思う。
以上の点を重視したよ。
クオリティを犠牲にして、初心者でも簡単に写せる事を最優先したんだ。
今回、紹介したEVOGUIDE50EDは、EDレンズを採用しているから、本格撮影にも対応しているよ。
電視観望に慣れたら、0.5倍レデューサを取り外して、クオリティの高い撮影をしてみてね。
この場合でもF値は4.8だから、明るいよ。
専用フラットナーレンズもオプションでも用意されているから、末長く使える望遠鏡だね。
<訂正>
ビクセンのXYスポットファインダーは、レッドドットが明るすぎるのと、六角レンチで光軸を調節しなければならず、操作が難しい点もあるので、紹介しないことにしました。
#天体観測
#電視観望
#初心者
#望遠鏡
#カメラ
#playerone
#CERESC
#NEPTUNEC2
#EVOGUIDE50ED