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精神科医YouTuberが遭遇する誹謗中傷

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00:00 OP
01:35 精神科医としての専門性・人格性
09:35 診療内容への批判
13:20 誤解、理解困難、心理的抵抗
16:48 メタファー
19:39 弱さを見せていくことは正しいのか
23:30 本日の宿題

本日は「精神科医YouTuberが遭遇する誹謗中傷」というテーマでお話しします。

僕、最近自分への誹謗中傷と向き合うことが多くて、そういうコンテンツが続いてますけど、一緒に皆さんもこのテーマを考えてみると良い学びになるかなと思います。

というのは、この誹謗中傷の中身というものが、結局、病気を受容できない、治療の受容ができない、そういうことから来ているなと思うんです。
なので益田裕介が悪いというよりは、病気というもの、社会への怒り、そういうもののメタファーとして、その怒りの表現方法として誹謗中傷していることも多いなと僕は思っていて、この仕組みを一回考え直すことで、自分の弱さや今やるべきことが見えてくると思うので、耳に痛いかもしれないですけど誹謗中傷について考えてみたらどうかなと思います。

◾️精神科医としての専門性・人格性

僕がよく遭遇するものとしては、まず精神科医としての専門性です。
益田なんて医者としてもっと優秀な医師がいるだろう、お前わかってないだろう、もっとちゃんとした先生がいっぱいいるのにな、みたいなことが多いんです。
そういうコメントが多くて。

例えば僕、子どもチャンネルというのも一応やってるんです。
それは児童精神が普及してないので、僕ら大人を診ている精神科医もちょっと診ていこうよという観点から、そういう風に言ってもらったんですよ、ある児童の先生から。
なんだかんだ言って精神科医YouTuberとしては日本トップなので、その僕が児童チャンネルをやる意義はあると思うし、児童チャンネルを別にしないと、メインチャンネルで扱ってしまうと、子どもがいない人や独身の人たちからのトラウマを刺激するというか、そういうことが起きたりして、コメント欄が荒れたりしたんです。
だから分けたんですよ、色々な意味で。

そういう背景があるんだけれども、やはり、お前、子どもの精神科医じゃない、何なんだ、お前は研究してない、何なんだ、とよく言われます。
医学博士も取ってないじゃないか、と色々突っ込まれるんですよ。
お前東大受かったって言っても理Ⅰじゃないか、理Ⅲじゃねーだろ、理Ⅲの医者の方がもっと賢いんだ、防衛医大の偏差値なんか低いだろ、と言われます。
言い出すとキリがないんですけど、こちらの知識量の問題、IQ的な問題を突っ込まれることも結構あります。

あとあるのが人格ですね。
益田は偉そうだ、人格に問題がある、自己愛的過ぎる、あとは感情がブレブレだ、弱さを見せるな、ネガティブ過ぎる、楽観的過ぎる、世の中のことをわかってない、色々そういう人格を否定するようなものもあります。
家族を大事にしてない、臨床を大事にしていないとか。
ある種のパーソナリティ・ファンクションの弱さを突っつくような、僕の中の人格機能、他者共感性や自分自身のこと、自己理解の弱さを突っつくようなところもあるなと思います。
色々な人が見るので、それはしっかり見てくれているので、嫌な気持ちになるし、腹立つこともありますけど、でもまあその通りだなと思うことは結構あります。

僕も万能な人間じゃないので。
サービストークというわけじゃないけど、言いますよ、自分が日本で一番再生回数を取ってるんだ、一番よく知ってるんだ、まあ言いますね。
それは自分を奮い立たせる意味でもあるし、本当にそうだから。
せっかく今日本で一番撮ってるんで、日本一だと言った方が、自分の強みをアピールするということは悪くないと思うんですけど、言った方が良いんですよね。

言っておいた方が良いのだけれども、でもそうは言っても万能じゃないんですよ。
この背景には科学や医療というものは万能なんじゃないか、という無意識のこういうものがあるのかなと思います。

僕がトップであることが許せないんですよ。
こんなやつが、この程度のやつがトップでいるということが嫌なんですね。
それはなぜかというと、本来科学というのは万能だからだとか。本来、医師というのは万能だからだという無意識の過度な期待というか、無意識にそういう風に思ってしまってるところがあるのかなと思います。

僕も何かありますよ。
やはりお金持ちになる人、日本の首相になるべき人はこれだけ人格者じゃないといけない、これだけ能力が高くなければいけない、これだけ知識がなければいけない、こういうことについても考えたことがある人じゃないといけないと思いますけど、やはりひとりの人間ができることには限りがあるので、一つの組織ができることにも限りはあるわけで、それも過度な期待なんですけどね。
そういうものなんだろうなと思ったりもしますね。
だからこういうのはあるんでしょう。

それは同時に視聴者さんや患者さん、患者さんの家族だけじゃなくて、医療従事者、同業者からもあるんですよ、お前ごときが何なんだ、みたいな。
でも、そのお前ごときということの背景には、やはり科学は万能なんだ、医師は万能なんだ、自分たちは万能なんだ、自分たちはできるけど、お前はできてないからダメなんだ、そういうものがあるし、もしくは自分もダメなんだけど、お前もダメだから出てくんなみたいな、科学や医師は万能だという理想を否定される感じがするのがやはりあるんだろうなと僕は思います。

科学が万能なんだ、医療は万能なんじゃないか、医師は万能なんじゃないかということの、この無意識の期待というのが結構大きいんじゃないかなと僕は思うんです。
実際は大したことやってないと自分がこうこういうことをやってて思いますけど、本当にこういい加減と言えばいい加減な世界ですよね。
そもそも人間ができることなんか大したことないんです。

僕らが縄文時代の人たちを見て、彼らがいい加減な衛生観念で手を洗って、いい加減な衛生観念で料理をしたりとかしてる、ボロいものを、ボロい家に住んでいるというか、ボロいという言い方はちょっと失礼かもしれないけど、でも現代人から見ればそうじゃないですか。
だけど未来人から見たら、僕らが今やっている医療、科学、そういうものの扱い方なんて、本当にしょぼいものなんですよね、おそらく。
今の時点でも万能じゃないんだけれども、でもこの時代に生きているものとしては、それが万能なんだという風に思いたいという欲望はあります。

その表れとして、民間療法や当事者カウンセリング、心理士や医師じゃない人たちのカウンセリングの方がいいんだと、こっちだったら正解なんだという風に思っている人たちもたくさんいるなと思います。

特に民間療法は色々な問題になってます。
医学で治らない、病院の治療じゃ治らないから、高額の民間療法に頼ることがあったりしますけど。
今やってる保険診療が万能じゃないんだったら、他のところに万能なものがあるんじゃないかという期待ですよね。
そういうものも何か見え透けてありますけど、そんなことはないわけで。
より確からしい、よりベターなのがやはり保険診療だったり、よりベターなものが国が決めているものだったりするので、もちろん不備があることもありますが、よりベターですから、よりベター、より確からしいのが科学なんだけど、この前提がちょっとわからないし、教わったことがない人たちもいるのかなと思います。

◾️診療内容への批判

あと益田の診療内容や動画内容そのものの批判もあったりします。
もっと配慮しろ、倫理的に、著作権の問題、色々あったりします。

僕らは色々な全体の中で、制作者側としては色々なコンテンツ、色々なクリエイターの中で戦ってよりベターなものを作ろうとはしてるんです。
ただ視聴回数を稼ぐ、それはお金儲けのためだけではないんですけど、そのためにはある程度のグレーに踏み込むところもやはりあるので、視聴者というのはこのコンテンツしか見てないので、益田のこの動画のここが嫌だとかばかりなんだけれども、そこを直していったら他の勝負には負けてしまうし、色々全体から僕らは言い訳することなんだけど、視聴者の人はそういうことはないなとは良くないのは仕方ないんですけど、そういうのはあるかなと思ったりはします。

だから何か色々ありますね。
よくあるのは、動画を作るのは金稼ぎのためだろうという話がありますけど、もちろんお金を稼ぐことによってチームメンバーを増やすことができて、結果的にチームメンバーを増やすことによって良い医療情報とかコンテンツを皆さんに提供できるので、お金を稼ぐことも考えてるんです。
それは私腹を肥やすというわけじゃなくて、この活動をし続けるためにお金を稼がなければいけないので。
でもこれがよくわからない人たちがいます。
実際よくわからないんだろうなと思います。

あとは臨床とYouTubeどっちが大事なんだ、と言われますけど、目の前の患者さんと視聴者のどっちが大事なんだと言うかもしれないですけど、どっちも大事だということです。


★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)

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