『福岡伸一、西田哲学を読む――生命をめぐる思索の旅 動的平衡と絶対矛盾的自己同一』(福岡伸一、池田善昭著、2017年7月7日発売予定)の著者、福岡伸一・青山学院大学教授による本書の解説・紹介ビデオです。
<詳しい情報はこちらから>
明石書店http://www.akashi.co.jp/book/b297749.html
本書は、「動的平衡」概念の提唱者で、ベストセラー作家であるとともに稀代の読み手でもある福岡氏が、西田哲学の正統的継承者で哲学者の池田善昭氏を指南役に、専門家でも難解とされる西田哲学に正面から取り組んだ実録。西田哲学を共通項に生命とは何かを徹底的に考え抜くことを通して、時間論、知の統合問題にも挑む真剣勝負を展開した、2人の碩学による知的刺激に満ちた京都学派の「記念碑的」対話です。
生命誕生の謎に迫る「動的平衡」理論編(福岡氏書き下ろし)、福岡伸一抄訳西田幾多郎「生命」、福岡―池田往復メール、プロローグ、エピローグも収録。
「本書のテーマは、ロゴス(論理)対ピュシス(自然)である」 福岡伸一
【もくじ】
プロローグ 西田幾多郎の生命論を解像度の高い言葉で語りなおす 福岡伸一
ダイアローグ編
第1章 西田哲学の森に足を踏み入れる
第2章 西田哲学の森に深く分け入る
第3章 西田の「逆限定」と格闘する
第4章 福岡伸一、西田哲学を読む
第5章 動的平衡と絶対矛盾的自己同一の時間論
第6章 西田哲学をいまに活かす
理論編
ピュシスの側からみた動的平衡 福岡伸一
エピローグ 生命を「内からみること」において統合される科学と哲学 池田善昭
旅の終わりに 池田善昭