フレア加工された配管を同士をフレアユニオンでつないで延長する方法です。初めてフレア接続をする人向きに失敗しない方法を中心に説明します 。フレア接続のコツや注意点、真空引き、冷媒開放そして正常に接続できたのか冷媒漏れの泡検査をする方法も説明します。何しろフレア接続を6か所もやったので私が大事だと思う注意点は全部網羅できたと思います。
「延長シリーズ第3弾配管延長」です。隠蔽配管のエアコンの更新工事などでは古い配管を再利用しなければ大変なことが多々あります。しかし、その長さが短すぎて足りない場合どうすればよいか。どうやって延長するのか?配管がちょっと足りないだけで、壁をめくったり穴を開けたりして新しく配管を敷設することは避けたいです。むしろ、古い配管でも使えるものなら使いたい。お金も無駄だし、まだまだ使える配管を使わないなんてもったいないし、何よりそんなに大そうな工事をしたくない。それならば自分で何とかするしかないです。溶接する(ろう付け)という方法がありますがエキスパンダーやバーナーなど、専用の高価な工具を購入してかなり練習を積まないとうまくできません。素人にとってはハードルが高いと思います。専用工具はできるだけ買いたくないです。それで登場するのがフレアユニオンです。フレアユニオンはホームセンターでも手に入るもので、両側にオスのフレアがついている部品です。配管と配管をフレア接続できます。角度締めすればトルクレンチも不要なので必要な専用工具はフレアツールとパイプカッターぐらいです。フレア接続の個所が4箇所増えてリスクが多くなると言う人も居ますが、そもそもフレア接続は非常に確実な接続方法です。きちんと接続できれば何の問題もありません。フレア接続で最も重要なことは最初に真直ぐピッタリ合わせて手締めするという事です。それを着座と言いますが、それができればほとんどうまくできます。トルクとか角度とかバリとか小さな傷とか大したことではありません。自分にとっては溶接よりもよほど確実な接続方法だと思っています。この動画では6か所のフレアを作ったので、フレア接続の注意点を詳しくお話しします。動画に記録したのは、配管を延長して余裕のある状態で形を作り、室外機につないで正常に運転できるまでの工程ですが、テープ巻きのようすや泡テストなども記録しましたので何かの参考にしてもらえればうれしいです。
★目次
00:00 室内機側の内外接続電線が短くて足りない
01:08 配管を直線部分で切断する
01:41 フレア加工してフレアユニオンを手締めで接続する
04:15 延長するペアコイルもフレア加工して接続する
05:12 フレアユニオンのフレアナットの角度締めをする
06:47 室外機に接続する配管の形を作る
08:28 テープ巻きは室外機と接続する前にする
09:36 室外機と配管を角度締めでフレア接続する
10:08 フレアを真直ぐに合わせるという事の説明
11:36 室外機に繋ぐ配管のフレアナットを角度締めする
12:28 真空引きを真空計なしでやる方法
15:51 真空状態を音で判断する
16:59 真空状態で放置しても配管の不都合はわからない
19:05 圧力計のつなぎ方
20:17 冷媒開放(バルブの回し方)
22:58 フレア接続部の冷媒漏れがないか泡検査で確認
24:29 フレア接続についての薀蓄
@akasorach エアコン職人赤空チャンネルさん
スパナ2丁でのフレア締め目安
https://youtu.be/YUBohPF_z0A?si=WRxYiwn9-5ohTSok
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